骨と皮

考えた事 思った事 全部

収穫の秋

限られた時間を利用して
仲間と共に
耕作放棄地を再生して
米づくり
 
極力機械を頼らず
(お金もないので)
田植えは、手植え
稲刈りは、手刈り
 
農家の仲間に
導いてもらいながら
3年目
 
身体がどう動けばいいのかを
毎年少しずつ学んでくれているのを感じる
1年目より2年目
2年目より3年目
 
目に映る景色も
最初は気づけなかった細部の奥行に
少しずつ気づけるようになって来た
 
それぞれの稲の生育具合の違いや
場を包む「雰囲気」のようなもの
 
曇っていた知覚の窓に
少しずつ光が差し込むようだ
 
使わない感覚は衰えていく
 
テクノロジーの進化によって
実現した「スピードと効率化」は
私たちの感じる能力を退化させた
そんなことを考える
 
米づくりは
私たちが外注してしまった
暮らしを取り戻す
実践その1
 
いざ扉を開けて踏み込むと
エネルギーの問題や
失われた共同体
社会の抱える課題に
正面から直面することになる
 
厳しい現実に
頭を抱えたくなるけど
 
同じ時代
あちらこちらで
同じように行動している
仲間がいることも知ることができた
 
時間は本当に
残されていないかもしれない
 
でも
動くことで感じられる
希望もある
 
それが今は支えになっている