骨と皮
昔から
健康診断では
痩せすぎ と言われる
子供の頃は
「もっとご飯を食べて太りなさい」と
よく言われたものである
骨と皮しかないと
そんな風に言われ続けると
それはある種の呪いとなって心に染み込み
人前で肌を露出することに
酷い抵抗を感じることとなった
コンプレックスというやつだ
大人になって出会った
ある人に言われた一言がきっかけで
その呪いは解けたが
随分と長い間苦しんだ
言葉には魔力が宿る
支配とコントロールのために
言葉を使うクズもいれば
心を解き放つ
相手を自由にする言葉を使う人もいる
ブログのタイトルを何にしようか悩んでた
出るものがそのまま出たような
飾らないものがいいなと思ってた
ついつい、筋肉を盛り付けて
見栄え良くしたくなるけど
骨と皮
それだけでいい